島全体が「黄金山神社」の神域であり、青森県の恐山、山形県の出羽三山と並ぶ“東奥三大霊場”に数えられています。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、全国から多くの参拝客が足を運びます。神社の建立の歴史は古く、奈良時代の最盛期にあたる聖武天皇の治世、天平勝宝2年(750)と伝えられています。 社伝によると奈良時代当時、国家プロジェクトである”奈良の大仏”の建立が進められていました。 金箔に必要な金の調達に苦戦していた大和朝廷へ陸奥国(現在の福島県、宮城県、岩手県)から産金の知らせと金が献上されました。 そのとき献上された金の産地が金華山であり、これを機に黄金山神社が創建されたと伝えられています。